たげりの短冊

コメント歓迎

2025年に読んで良かった本

藤見よいこ『半分姉弟(1)』
米山和美マンダンダが福岡県でも北九州の出身の設定なのが私の中でポイントが高い。作者の方が北九州出身らしく、彼女とその弟の言葉はそのまま私の頭の中で再生される。マンダ以外の人物の視点でも物語が描かれているのも良い。私は亀渕まりなに一番近いのかも。強くおススメするし、第2巻をずっと待ってる。

源氏物語 A・ウェイリー版』第1巻~2巻
高校生のころから何度か挑戦したものの、すぐに挫折してしまっていた「源氏物語」だが、この英語訳からの「らせん訳」が面白すぎて謎に時間をかけて読んだ。今のところのベスト帖は『葵』で『嵐が丘』のキャシー1世に対する解像度が上がるという不思議現象が起こった。早く第3巻と第4巻が読みたい。

R.F.クァン『バベル オックスフォード翻訳家革命秘史』
作品紹介の「ふたつの言語における単語の意味のずれから生じる翻訳の魔法」って上記の「らせん訳」みたいなことか!? なんて思って手に取ったけれどもちろん違い、力をもって壊すよりなかった西洋中心の体制と、それに取り込まれる西洋でない地域の知と富についての話だった。Booktokでも人気の作品だし、おすすめ。