ガイ・リッチーが贈るという触れ込みに惹かれて(?)『ヤング・シャーロック ~オックスフォード事件簿~』を観た。
兄により使丁としてオックスフォードに送り込まれた19歳のシャーロック・ホームズ(Hero Fiennes Tiffin)は、そこで若き日のジェームズ・モリアーティ(Dónal Finn)と出会う。
言わずと知れた「宿敵」の二人が若いころに仲が良かっただなんて、解釈違いも甚だしいなどと文句を言いながら、第1話/2話はそのスピード感に乗せられてすんなり見ることができた。ガイ・リッチーみというのはこういうことなのだと思った。
いつか袂を分かつことになるシャーロックとジェームズ・モリアーティの相性はずっと微妙なのだが、2人共ほかの登場人物とはすごくケミストリーが感じられたところが良かった。珍しく弟属性のシャーロックは兄のマイクロフト(Max Irons)となんだかんだ仲が良く、my brother dearなどと呼び合っている。非常にかわいい。このシリーズには中国のお姫様のシュウアン(Zine Tseng)というキャラクターが出てきており、彼女はシャーロックといてもモリアーティといてもかなり良いケミストリーを醸し出している。彼女がおそらく次のシーズンには登場しないのが悲しくてしょうがない。
このシリーズはモリアーティが良くて、彼が自分の本性に気付いたシーンにベスト・モーメント賞をあげたい。あのシーンには声が出た。ドーナル・フィン出演の『The Other Bennet Sister』の日本配信も待っています。
ガイ・リッチーはThe Rocky Road to Dublinが好きなんだな、彼が監督した『シャーロック・ホームズ』(2010)でもこの曲は流れていた。シャーロックだけに見える(?)女性や父の鍵など、幾つかの謎を残してシーズン1は終了したが、既にシーズン2への更新が決まっているようなので楽しみに待ちたい。
原題:Young Sherlock
Amazon Primeで配信中(2026年3月30日~4月27日)