Waruとはマオリ語で「8」という意味である。
この映画は8人の女性監督によるオムニバス作品であり、Waruとはその物語の核となる子どもの名前でもある。映画は8組9人の同日9時59分から10時10分を描く。Waruは数日前に殺されたため、劇中には直接は登場しない。
なんとなく演出や演技がぎこちない作品もあったが、私が気に入ったのはKiritapuの物語だ。彼女はWaruが殺されたことを報じるニュースでコメントを求められたマオリのキャスターで、職場では本名で呼ばれずに、Kiriという名で呼ばれている。
彼女は普段からマイクロアグレッションに晒されており、肌の色に言及されたり、Waruが殺された事件に関しては「またマオリかよ」という言葉や「でも彼女は良いマオリだ」などという言葉をかけられたりもしている。
彼女が「私の名前はKiritapuです。そして隣の彼(Richard)はDick」と言っていたのが上手いなと思った。Kiritapu役のMaria Walkerはアバターにも出演しているみたいだし、監督/脚本はChelsea Winstanleyでした。
各作品のところどころにマオリ語の台詞があり、基本的な挨拶や語彙は英語から訳されていなかったので、マオリ語クラスにまだ通い始めだけど行っててよかったなと思う。ワーホリに来た甲斐があるというものよ。
TVNZ+で配信中(2025年12月19日)