たげりの短冊

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最後まで本心が全然読めない『Deutschland 86』

前シーズンの『ドイツ1983年』が日本のアマゾンプライムで見られなくなって久しいが、何の手違いか続編のDeutschland 86が英語字幕のみで配信されていたので観た。

あれから3年、国外追放に遭いアンゴラの孤児院でドイツ語の先生をしていたマーティン・ラオホ(ヨナス・ナイ)の前に再び現れたシュタージの叔母レノーラ(マリア・シュラーダー)は彼に武器の密輸を手伝わせ再びスパイの世界に送り込む...

前シーズンのエイブルアーチャー83のように、実際に起こった事件をフィクションに取り込むのが上手いし、時折笑えるところもあるのが良い。その格言については全く知らなかったけれど、第4話のエルヴィス・プレスリーの件とか面白かった。

前シーズンを一言で表すと、マーティンがそうだとは知らない(と思うけど合ってるよね?)父親と他人の父親に逆らって未だ見ぬ息子を核戦争から守ろうとする話だった。

今シーズンもその親子の話を母親との関係にも広げてイデオロギーに左右されない未来というか子どもたちにとってより良いことの為に動く話だったと思う。起きていることは武器の密輸、違法なお金の取引、不倫や暗殺なのだけれど。なのでマーティンを始め、レノーラやローズ(フローレンス・カスンバ)、アネット(ソニヤ・ゲルハルト)にブリギット(ラヴィニア・ウィルソン)の本心が最後まで全くわからない。本当に相手のことを愛しているのか、それともその行動が諜報機関に命じられたことなのか...

そんな中、マーティンの母親であるイングリットの「あなたはこの国で育ったんじゃない、私の家で育ったの」は至言だったと思う。

相変わらずとても面白かったので、このシリーズのシーズン3にあたる Deutschland 89(ベルリンの壁崩壊やん)を今すぐにでも観たいのだが、日本ではもちろんまともに配信はされていない。Amazonプライムオリジナル作品のはずなのに...!!!

YouTubeにあった前シーズンと今シーズンのまとめ(英語)↓

脚本のAnna Winger(米国人なの!?)はネトフリのアンオーソドックストランスアトランティックを書いている人なので、その2作品も近いうちに観たい。